太陽光発電と蓄電池は必要?元は取れる?防災にはポータブル電源も有効

家づくり

結論、太陽光パネルは日当たりの良い土地ならつけた方が得、蓄電池は東京都内で建てるかキャンペーンなどで50万円以下で入れられる以外は経済的には損となる可能性があります。

なぜこの記事を書いたかというと

2019年に制定された南海トラフ地震臨時情報。

2024年8月8日に初めて「巨大地震注意」が発表されました。

マイホーム計画中の方はおうちの災害対策について真剣に考えている最中なのではないでしょうか。

メーカーに行くと、太陽光パネルを特典の中に入れていたり、当然のようにパッケージに入っていたり、ニュースでもソーラーパネル、カーボンニュートラル、なんかそういう流れなのかな?と思ってしまいがちです。

太陽光パネルの設置は義務なのか

2025年4月以降、基本的に新築の住宅には太陽光パネルの設置が義務化さる地域があります。

現段階では東京都と京都府、神奈川県川崎市が義務化を表明もしくは検討しています。

これ以外にも設置義務化に動いている自治体もあるためマイホームを立てる場所が該当するかどうか、条例の内容や規制について情報収集しておくことが大切です。

太陽光発電を導入するメリット

毎月の電気代を抑えられる

当然ながら光熱費の削減につながります。

電気を売ることで、電気代が実質0円になる可能性も。

停電時も電気が使える

停電になった際も、日光の出ている昼間であれば太陽光発電で作った電気を使えます。

蓄電池も併せて導入していれば、雨の日や夜間でも電気を使用できるので、安心です。

ZEH住宅と認定され補助金の対象になる

ZEHとはゼロエネルギー住宅のことで、高断熱の建物、省エネルギーの機器、そこに太陽光発電などによるエネルギーを作ることを組み合わせて、家一見あたりの消費量の収支を0とすることを目指した住まいのことです。

自治体によってはZEHの住宅に対して補助金や助成事業が提供されていることがあります。

太陽光発電を導入するデメリット

設置費用が高い

それだけのお金があれば好きな外装、内装、設備、選べたかもしれません。
あれだけの物質と設置費用、安いわけがありません。

反射光トラブルのリスクがある

特に北側の屋根に設置するとその可能性があるようです。設計士さんとよく相談しましょう。

発電量が天候の影響を受ける

当然ながら、いつも曇ってるような地域ではなかなか結果は出ません。

屋根や外観に影響する

せっかくのおしゃれな外観が台無し、と感じる人もいるでしょう。

また、太陽光パネル自体が30年程度持ったとしても、先に屋根の寿命が来る可能性があります。

固定資産税が高くなる

例えば500万円で太陽光パネルを購入していればざっくりですが約7万円。

それは差し引いても元がとれるかを考えなければいけません。

償却資産税になるので、毎年同じ金額ではないかもしれませんが、少しずつ税金が安くなったとして、少しずつ発電性能も落ちていく可能性はあります。

結局太陽光パネルと蓄電池はつけるべきか?

何のために太陽光パネルをつけるのか?ということです。

太陽光パネルは発電できる立地なら相場はkw当たり20万円5kwで100万円となります。

この金額で買えるなら8年で元が取れるという計算になります。

蓄電池については、今のところ150万円ほどかけてその3分の1程度、お金として返ってくるような代物です。

  • 東京都内で建てる
  • キャンペーンなどでお得に設置できる

以外は元は取れないのが現状のようです。

より良い断熱剤や床材にグレードを上げることで、そもそものエアコン代やガス代を節約できて実はトントンになるのではないか?と言う考え方もできます。

蓄電池を採用しないならポータブル電源を常備するという手もある

太陽光パネルの災害対策に用いたいと思っていた場合は、蓄電池の頼りなさにがっくり来ますよね。

もう少し蓄電池が安くなればいいんですけどね。

災害時の備えとして、ポータブル電源(ボタンとも呼ばれます)は、家に1台あると安心です。

  • 電力の使用効率が良い
  • 災害時に役立つ機能

上記2点に注目して選ぶのが良いでしょう。

おススメ1位:DEENO Technologyの「DEENO X1500」

  • 13Whのスマートフォンを約75回充電可能
  • ソーラー充電・カーチャージが可能
  • LEDライト・ワイヤレス充電機能つき
  • 防塵・防水に優れているのでアウトドアでも活躍

防水仕様になっているものはなかなかありません。
お値段は10万円前後ですがパワー機能ともに文句なし。万全で自宅避難に備えたい方、キャンプでも活用したい方におススメです。

ソーラーパネルは別売りですが、セット販売のものもあります。

おススメ2位:加島商事の「PowerArQ | S7 ポータブル電源 | PA70-TN」

  • 13Whのスマートフォンを約50回充電可能
  • ソーラー充電・カーチャージが可能
  • LEDライト・ワイヤレス充電機能つき
  • 本体を充電しながら外部に給電できるパススルー充電機能搭載

十分な機能を備えつつ見た目も普段使う家電のようにかわいいです。

こちらもソーラーパネル付きのセットがあります。他社のものでも充電はできます。

おススメ3位:ブルーティパワー小型ポータブル電源 | EB3A

  • 30分で80%まで充電できる
  • カーチャージ・パススルー充電機能を搭載

お値段は3万円未満と一気にお手頃です。初めから大容量のものではなく万が一のための最低限の備えをしたい方におススメです。

こちらもソーラーパネルが付属したタイプや、キャンプなどアウトドアシーンで活躍する専用の防塵防水が用意されています。

太陽光パネルと蓄電池が無くても10万円で減災はできる

何かと太陽光パネル・蓄電池の搭載について賛否の議論は尽きません。
メリットデメリットの整理と、自分の場合どうしたいのかをよく考えてから打ち合わせに臨みましょう。

停電対策には蓄電池つけないと意味ないですよ!なんて言葉にはくれぐれも流されないでください。
まだまだ性能と価格進歩するはずです。

間に合わないうちは10万円で備えられることも覚えておきましょう。

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